TikTok Shopで利益は出せる?手数料など他ECと徹底比較

Tiktok shop

ショート動画やLIVE配信を見ながらショッピングができるTikTok Shop(TikTokショップ)は、エンタメ性の高いECプラットフォームとして注目されています。新しいECの出現に、今、世界中の事業者が可能性を感じています。

しかし、TikTok Shopに興味はあっても「コストがかかるんじゃないの?」「他のECより利益は出せるの?」など、疑問を持っているEC事業者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は「TikTok Shopで本当に利益が出せるのか」について解説します。他のECプラットフォームとの比較や手数料などのコスト分析を行いますので、TikTok Shopで稼ぎたい事業者の方はぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
村井宏海
EnterCommerce株式会社 代表取締役
村井宏海
学生時代にエンタメスタートアップの関西での事業立ち上げに参画。大学卒業後、楽天のECコンサルタントとして累計1,000社以上のEC事業支援に携わり、楽天賞を複数回受賞。その後、事業戦略部門でファッションEC事業立て直しプロジェクトに携わり、様々なプロジェクトを横断的にリード。17LIVE株式会社でライブコマース事業「HandsUP」の事業責任者として立ち上げから携わり、国内海外でのライブコマースプロジェクトでを通じて400社以上を支援。退職後、ソーシャルコマースやライブコマースの支援を行うEnterCommerce株式会社を創業。
この記事で分かること
  • 楽天・Amazonとのコスト比較とTikTokShopの優位性。
  • 運営代行を活用するメリット
  • 支援企業様の成功事例

最新版!TikTok Shop(TikTokショップ)の基本手数料

TikTok Shopの出店に必要なコストは以下の通りです。

アカウント開設費用月額費用販売手数料
0円0円売上の5~7%(※注)

(※注:販売手数料はアカウント開設後に3点以上出品すると、期間限定で5%になるキャンペーンあり)

TikTok Shopはアカウント開設時に初期費用がかかりません。参入障壁が非常に低いECプラットフォームと言えます。個人や小規模からECを始めたい事業者にとって、イニシャルコストの低さは大きな魅力です。

さらに月額使用料も0円です。アカウント運用にかかる費用としては、料率7%設定の販売手数料のみ。販売手数料は発生した売上に対してかかる費用であるため、販売数が思ったより振るわなかった場合でもリスクを抑えられます。アカウントの開設・維持に伴う固定費の低さは、TikTok Shopが他のECと大きく異なる特徴です。

「固定費なし」「販売手数料のみ」の料金設定は、自社の最終的な手残り(利益)を考えるうえで大きな魅力です。コスト負担の軽いTikTok Shopは、EC事業者にとって新たな販路として選択する価値があると考えて良いでしょう。

徹底比較!TikTok Shop・楽天・Amazonの出店コスト

他のECプラットフォームの出店コストはどれくらいなのでしょうか。Amazonと楽天市場を含めた以下の表をご覧ください。

項目TikTok ShopAmazon(大口)楽天市場(スタンダード)
初期費用0円0円60,000円
月額固定費0円4,900円50,000円
販売手数料3〜7%8〜15%(※1)約8〜12% (※2)
主な販促コストアフィリエイト報酬(成果報酬型)Amazon広告(クリック課金型)RPP広告(クリック課金型)
販促費の性質売れた時のみ発生売れなくても発生売れなくても発生

(※1)2026年4月1日から一部カテゴリーにおいて販売手数料が0.4%引き上げされる予定。(参照:Amazon Seller Central 2026年販売手数料の改定

(※2)システム利用料(2.0〜4.5%)、楽天ポイント負担(1.0%〜)、楽天ペイ利用料(2.5〜3.5%)、アフィリエイト費用(2.0〜4.0%)を含む。

Amazonは初期費用がなく、月額固定費も抑えめですが販売手数料の高さがネックです。売上に大して手数料が大きく占めてしまうため、利益率(値入率)が低い商品だと手残りがわずかになってしまう場合があります。一方で、楽天市場は販売手数料は低めに設定されているものの、初期費用と月額費用が高額です。一定以上の売上を見込める事業者でなければランニングコストが大きな負担となるでしょう。

また、すでにAmazon、楽天市場を主力にしている事業者にとっても、TikTok Shopへの出店は有効な手段と言えます。先述の通りTikTok Shopは固定費がかからないため、並行運用しても追加のコスト負担が少ないからです。現時点で他のECで成果を出しているなら無理に撤退する必要はありません。TikTok Shopが軌道に乗るまでは、追加販路として成長させていくことも考えましょう。

TikTok ShopでROIを最大化する販促メカニズム

ここまでで、TikTok Shopは「他のECと比べて出店コストが低い」ということがわかりました。しかし、初期費用や販売手数料など、表面的な数値のみの比較では出店の決め手にはなりません。TikTok Shopならではの強みは何でしょうか。ここからは、TikTok Shopならではの仕組みに焦点を当てて、利益を最大化できる仕組みを詳しく解説します。

クリエイターアフィリエイトで広告を変動費化

TikTok Shopでは、クリエイター(インフルエンサー)に商品プロモーションを依頼するクリエイターコラボの活用が効果的です。クリエイターには、動画・配信内で紹介した商品がリンクを通じて購入されると報酬が支払われます。報酬は売上に応じて発生する成功報酬です。つまり、あらかじめ広告費として先行投資する必要がなく、固定費ではなく変動費としてとらえることができます。損益分岐点が下がり、売上があまり伸びなかった場合でも利益を出しやすい構造と言えます。

クリエイターコラボの報酬は通常の料率と広告経由の料率とで分けて設定することが可能です。さらにGMV Max広告を使う場合、売上はすべて広告経由扱いになり、クリエイターコラボの成功報酬をより低く抑えることができます。広告費の無駄打ちになりにくいためリスクを抑えた販促施策と言えます。

一方で楽天市場やAmazonなどは広告費の高さからROAS(広告費用対効果)が上がりづらくなってきているというデメリットがあります。楽天市場やAmazonは膨大な購買ユーザーが存在する一方で、競合ショップも多く年々競争は激化しています。その中で従来型のバナー広告の効果の飽和や運用方広告の入札単価の高騰で以前ほど広告効果を期待しにくいところが実情です。

TikTok Shopは広告費を極力抑え、なおかつクリエイターの拡散力を発揮できる仕組みを持っています。TikTok Shopのクリエイターコラボ、アフィリエイト機能について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

潜在層へのリーチと低コスト獲得

TikTok Shopの「潜在顧客にリーチできる」という特徴も、大きな利益を生み出せる理由の一つです。Amazonや楽天市場など従来のECは、ユーザーが自ら検索して商品を探すため、「顕在ニーズ」に対して強いプラットフォームです。一方でTikTok Shopは、ショート動画やLIVE配信を通じて「知らなかった商品との偶発的な出会い」を生み出す設計であるため、これまでリーチしづらかった「潜在ニーズ」に対して効率的にアプローチできます。

たとえば検索キーワードに反応して表示できるリスティング広告は、自発的に検索を行うユーザーに対しては効果的です。しかし、ニーズが明確に定まっていない潜在顧客にはアプローチしづらいというデメリットがあります。TikTok Shopでは、「なんとなく動画を見ていたら面白そうな商品を見つけた」という体験が日々生まれています。コンテンツの質によって購買意欲を喚起させる可能性を持っていることがTikTok Shopの大きな特徴です。

また、TikTok Shopは約4,200万人というTikTokの膨大なアクティブユーザー数をベースにしていることが強みです。(参照:TikTok、日本の月間アクティブユーザー数が4,200万を突破!)ひとつのコンテンツがきっかけで、莫大な数のユーザーに認知される可能性があります。意図的に検索したユーザーにのみ刺さりやすい検索広告と比べ、顧客獲得コストを抑えながら収益を拡大できるのが大きな魅力です。

TikTok Shopで利益を最大化する運営戦略

TikTok Shopは広告費の変動費化や潜在ニーズへのアプローチなど、低コストにもかかわらず大きな効果を生み出す仕組みを持っています。実際のアカウント運営において利益を生み出すには何をすれば良いのでしょうか。ここからは具体的な運用体制の作り方や弊社が提供できるサービスについて解説します。

運営体制の構築とコンテンツ設計が重要

TikTok Shopを運営していくためには、さまざまなオペレーションが必要となります。従来型ECのような商品登録、在庫連携、顧客対応などはもちろん、動画とLIVE配信の制作・管理、クリエイターとの連携などコンテンツにかかわるオペレーションも必要です。特にコンテンツの計画や管理は重要。短時間でユーザーを引き付ける魅力的なショート動画、配信者とのやり取りが楽しいLIVE配信は商品の売上を左右します。

TikTok Shop運営に必要なコストや収益化までの大まかな期間は以下の表のようなイメージになります。参考としてTikTok Shop公式認定パートナー(=TSP)企業に運営代行を依頼した場合との比較も載せています。

比較項目自社で選任チームを雇用TSP(弊社)による運営代行
人件費(月額)約90〜120万円
(運用担当、クリエイティブ担当、サポートの最低3名採用想定)
採用コスト0円・固定費を抑えた運用
教育・機材費約70~150万円
・撮影機材
(カメラや照明、
専用PCなどで50~100万円)
・教育、ノウハウ習得
(外部研修や社内OJTなどで20~50万円)
即戦力の機材とノウハウを即投入
収益化までの期間6ヶ月〜1年
※毎日~週数本の投稿ペースを維持し、PDCAを回すことを前提として
最短1ヶ月での立ち上げ

ショート動画を作る際は「テロップ×動き×音」の3点セットを駆使しましょう。価格などの文字情報だけではなく、商品を実際に使う・食べる様子を見せてユーザーがイメージしやすい絵を作ることが重要です。スペックや使い方の説明だけでなく、商品のサイズやデザインをいろいろな角度から見せることも大きな意味を持ちます。自分の部屋に調和するかイメージしやすくなるなど、購入の判断材料になるからです。

LIVE配信は視聴者とのコミュニケーションが魅力です。配信中に質問コーナーやクイズ企画を差し込むことで、インタラクティブなイベントとして盛り上がります。視聴者も一緒になって楽しめる空間づくりが配信の成功につながり、ライブコマースの売上に影響します。また、ショート動画より長く時間を使えるLIVE配信では構成の重要性が増します。オープニングの挨拶から問題提起、問題を解決する商品の紹介、質疑応答など視聴者とのコミュニケーションなど、基本の構成をテンプレート化しておくと便利です。

専門パートナーを活用して事業をスケール

TikTok Shopで売上規模を拡大するためには、運用をプロの手に任せてみるのも有効です。運用には在庫管理や顧客対応、コンテンツの制作や管理、データ分析などさまざまな業務が必要です。社内の人的リソースやノウハウが不足している場合、TikTok Shopで成果を上げることは困難かもしれません。煩雑なタスクを運用代行企業に依頼することで自社のリソースを商品開発や在庫管理に集中できます。

さらに、TikTok Shopを知り尽くした代行企業なら、単なるShop管理にとどまりません。さらなる商品の認知向上、売上・利益の拡大をサポートしてくれます。TikTok Shop公式認定パートナー(=TSP)であることが、代行企業を選ぶひとつの目安です。

TSPはTikTok Shopを運営するBytedance社が審査によって認定するパートナー制度です。TSP認定を受けた企業はBytedance社と密にコミュニケーションを取ることができ、各種キャンペーンなど公式発信の情報をいち早くキャッチできたり、各商品ジャンルにおいての運用ノウハウや成功事例を有しており、最短距離でのTikTok Shopの立ち上げを時実現することができます。

弊社はEC支援1,000社以上、ライブコマース支援400社以上の豊富な実績や包括的な支援体制が認められ、TikTok Shop公式認定パートナー(=TSP)となっています。また、クリエイターの管理・育成に優れた公式パートナーであるCAP(Creator Agency Partner)とTAP(TikTok Affiliate partner)認定も受けており、全方位からのTikTok Shop支援が弊社の強みです。

支援企業様の成功事例

TikTok Shopの特性を熟知した弊社の並走支援により、着実に成果を上げる企業様が増えています。その中から、今回は代表的な成功事例をご紹介します。

レディースインナー・ベビー用品を取り扱う事業者様には、ライブ配信・動画投稿・ショップ運用を一括でサポートしました。フォロワー数0の新規アカウントからスタートし、1か月目で500名、2か月目で1,000名を達成。ライブコマースを中心に新規顧客とコアファンの獲得に成功し、成長著しい配信アカウントへと発展しました。4回目の配信で同時視聴者数180人以上を記録し、2か月目には900人を超える視聴者が集まりました。

他にも、初月から月商300万越えや日商50万円越え、1配信で100万円越えを連発など多数の支援実績を有しています。

ライブコマースのコツについては以下の記事でも紹介しています。

まとめ

TikTok Shopはこれからさらに市場規模が拡大することが予測されます。広告費の高さからROASが悪化し、TikTok Shopに乗り換えるライバル企業の参入が増えています。もし出店を迷っているのであれば、競合が少なく先行者利益が取れる今がチャンスです。「TikTok Shopで成果を出したい」とお考えであれば、ぜひ弊社にお問い合わせください。

TikTok Shopはエンタメ性の高い話題のECというだけでなく、事業者にとってはコスト負担を変動費化しやすい魅力的なプラットフォームでもあります。固定費はほとんどかからず、手数料やアフィリエイト報酬も売上に応じてかかる料率設定です。低コストで損益分岐点が下がるため、利益を生み出しやすい構造と言えます。

魅力的な動画・配信コンテンツは、ユーザー自身も意識していなかった「潜在ニーズ」を刺激します。4,000万人超の圧倒的な数のユーザーに対して、自社の商品をアピールできる可能性を持っているのです。

EC事業の拡大にお悩みの方は、ぜひ本記事の情報を参考にTikTok Shopへの出店を検討してみてください。

まずはお気軽に資料ダウンロードやお問い合わせをしてみて下さい。