TikTok Shopインフルエンサー活用法|国内事例で選び方を解説

最終更新: 2026年9月2日
この記事の要点
- TikTok Shopではクリエイターが商品を紹介し売上に応じて報酬を得るアフィリエイトプログラムを活用できる
- 参加クリエイターはフォロワー数1,000人以上が条件。実績はセラーセンターで確認できる
- 選定基準はリーチ力・エンゲージメント率・フォロワーと自社ターゲットの親和性の3点
これまでのインフルエンサーマーケティングはInstagramやTikTokなどのSNS上で、インフルエンサーに商品PRを依頼し、商品の認知度を上げたり、外部のECサイトに飛ばして商品の購入を促進してもらう使い方が主流で、「購入導線の悪さ」と「費用対効果の可視化が難しい点」が課題でした。
TikTok Shop(TikTok ショップ)は、アプリ内で「商品発見」から「購入」までが完結し、投稿データも全てTikTok Shop管理画面のセラーセンター上で分析することができます。これによって従来のインフルエンサーマーケティングの概念を大きく変える可能性を秘めています。
本記事では、TikTok Shopでのインフルエンサーを活用した売上アップの方法について解説します。国内の具体的な成功事例やインフルエンサー選定のポイント、注意点について詳しく紹介していますので、TikTok Shopでのインフルエンサー活用に興味を持っている方はぜひ最後までご覧ください。
※TikTokやTikTok Shopでは、インフルエンサーのことを『クリエイター』と呼びます。

学生時代にエンタメスタートアップの関西での事業立ち上げに参画。大学卒業後、楽天のECコンサルタントとして累計1,000社以上のEC事業支援に携わり、楽天賞を複数回受賞。その後、事業戦略部門でファッションEC事業立て直しプロジェクトに携わり、様々なプロジェクトを横断的にリード。17LIVE株式会社でライブコマース事業「HandsUP」の事業責任者として立ち上げから携わり、国内海外でのライブコマースプロジェクトを通じて400社以上を支援。退職後、ソーシャルコマースやライブコマースの支援を行うEnterCommerce株式会社を創業。
- TikTokShopでのクリエイターの活用方法
- クリエイターを使った国内の成功事例
まず全体像から知りたい方へ:TikTok Shopとは?完全ガイド【2026年最新】|仕組み・始め方・手数料・売れる方法を公式認定パートナーが1本に集約しています。
目次
TikTok Shop(TikTok ショップ)はなぜインフルエンサー(クリエイター)活用が成功の鍵?
TikTok Shopはユーザーが偶然視聴した動画・ライブ配信に購入意欲を刺激される「発見型」のECサービスです。従来のECサイトのようにユーザーが自ら欲しい商品を主体的に探す「検索型」と異なり、ユーザー自身も気づいていなかった潜在的な需要を喚起させる効果があります。日本でも2025年6月30日のサービス開始以降、クリエイターによる動画・ライブ配信を起点とした購買が広がっています。
ショート動画に商品をタグ付けでき、タップしてすぐにその商品を購入できる「買い物カート付きショート動画」、ライブ配信でクリエイターがユーザーとコミュニケーションを取りながら商品を紹介できる「ライブコマース」、プロフィールページに商品を表示させて購入できる「プロダクトショーケース」など、TikTok Shopはさまざまな機能を持っています。
また、TikTok Shopは初期費用・月額固定費が0円で、発生するのは商品が売れたときの販売手数料のみです。販売手数料は2026年5月11日の改定によりカテゴリー別7〜12%(決済手数料込み)となっています。ECの事業規模がまだ大きくない企業様も、コストを抑えて収益を出しやすい構造です。カテゴリーごとの料率はTikTok Shopの手数料 完全解説【2026年5月改定対応】で解説しています。TikTok Shopの出店方法について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
関連記事:【2025年6月最新版】TikTok Shop出店ガイド | 遂に日本上陸 | 出店すべき3つの理由と出店方法 | 始め方や販売手数料も公開
インフルエンサー(クリエイター)を活用できるTikTok Shopアフィリエイトプログラムとは?
クリエイター本人が登録から報酬受け取りまでをどう進めるかは、TikTok Shopアフィリエイトのやり方【クリエイター向け】にまとめています。

TikTok Shopにはクリエイターが商品を動画などで紹介し、売上に応じて報酬を得る「アフィリエイトプログラム」という仕組みがあります。アフィリエイトを行うクリエイターはフォロワー数1,000人以上であることが条件となっており、販売を依頼する事業者であるセラーはクリエイターの持つ情報拡散力に期待できます。
TikTokのショート動画を見ていて、配信者の紹介に惹かれて商品が欲しくなったという方も多いのではないでしょうか。実際に日本でのTikTok Shopサービス開始前から、TikTokの動画をきっかけに商品を購入した経験を持つユーザーは33.9%でTikTok経由の推定消費額は2,375億円(2024年)との調査結果もあります。
出典:TikTok Socio-Economic Impact Report〜日本における経済的・社会的影響〜(2025年6月発行)
セラー側にとっては、アフィリエイトプログラムの利用ハードルが低いこともポイントです。セラーが支払うアフィリエイト報酬は販売数に応じてかかる成功報酬型です。そのため、販売数が伸びなかった場合でも無駄なコストは発生しません。アフィリエイト報酬は1%〜50%の間でセラーが任意に設定できますので、商品の利益率やLTVなどから逆算して設定しましょう。
インフルエンサー(クリエイター)を活用した国内の成功事例3選
続いて、実際にアフィリエイトプログラムを利用し、クリエイターの活用によって成功した国内事例を3点ご紹介します。TikTok Shopは2025年6月30日に日本でサービスを開始し、公開情報で確認できる実名事例や当社の支援実績からも、クリエイター活用によって大きく売上を伸ばした企業が生まれています。自社での活用イメージを描く参考にしてみてください。
事例1:KYOGOKU PROFESSIONAL(人気ライバーとのコラボライブ)
美容ブランド「KYOGOKU PROFESSIONAL」を展開するKYOGOKUは、2025年上半期のヘアケアカテゴリ累計売上でTikTok Shop売上1位と発表しています(同社発表)。2025年7月24日には人気ライバー「プリンスこうや」とのコラボライブコマースを約60分間実施し、視聴者限定特典やプレゼント企画を組み合わせました。
出典:KYOGOKU プレスリリース、2025年7月19日
自社アカウントの体力だけで勝ったのではなく、集客力を持つライバーの視聴者基盤に商品を持ち込んだ形です。Shop運営とクリエイター契約を別々に走らせず、1本の企画に束ねている点がポイントです。
事例2:株式会社Cellest「ぞうねこちゃんねる」(クリエイター体制で月間GMV2億円超)
ライブコマースチャンネル「ぞうねこちゃんねる」を運営する株式会社Cellestは、2025年8月〜10月に月間GMV2億円超を達成しています。リピート率は約8割、新規購入者は毎月1,000名以上増加、月間配信本数は約90本(1回約3時間)、広告ROIは67倍(2ヵ月間)、チーム体制は総勢40名(ディレクター・クリエイター9名など)という体制で運用しています。
成功要因として同社が挙げているのは、商品説明ではなく滞在維持です。「商品のセールストークよりも、LIVEクリエイターのおもしろさ・エンターテインメント性にフォーカス」し、視聴者の名前や前回の会話内容を記憶して会話を続ける運用を行っています。
出典:TikTok For Business 公式ブログ(2025年12月26日公開)
クリエイターを「商品を説明する人」ではなく「滞在時間を作る人」として配置している点が、この事例の示唆です。
事例3:当社支援実績・キッズインナー(フォロワー0から月GMV250万円)
キッズインナーブランドの支援では、アカウント新規開設・フォロワー0の状態から月間GMV250万円まで到達しました。LIVE配信の最大同時接続は900人です。フォロワーを増やしてから売る順序を取らず、最初からアフィリエイトクリエイター経由の販売で立ち上げています。
クリエイターの集客力を借りれば、自社アカウントの育成を待たずに売上を立てられることを示す事例です。
このほかにも、国内でTikTok Shopの成功事例は数多く生まれています。詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
関連記事:TikTok Shop成功事例9選【2026年最新】
インフルエンサーはどう選ぶ?選定のポイントと注意点
続いて、TikTok Shopでクリエイターを使用したアフィリエイトを活用する上でのポイントと注意点を解説します。TikTok Shopでは自社商品との親和性の高いクリエイターとのコラボによって動画やライブ配信が話題を呼び、商品の売上が大きく伸びる可能性を秘めています。ただし、選定のポイントや注意点があります。以降で詳しく解説しますのでぜひご覧ください。
クリエイターの選定基準
クリエイターの選定には主に以下のような基準を持つことが重要です。
・リーチ力の高さ
・エンゲージメント率の高さ
・フォロワーと自社ターゲットとの親和性の高さ
TikTok Shopではクリエイター毎に販売におけるパフォーマンスをセラーセンター(管理画面)上で簡単に確認することが出来ます。

まず、リーチ力の高さは影響力を測る大きな指標です。TikTok Shop内では平均動画視聴数に着目しましょう。数千よりも数万、数十万の平均再生数を有するアカウントであれば、当然多くの人がコンテンツを目にすることとなります。特にTikTok Shopは先述の通り「発見型」のECです。動画や配信を偶然目にする人が多ければ多いほど商品に興味を持ち、購入してもらえる可能性は高くなります。
次にエンゲージメント率の高さも重視しましょう。再生数やフォロワー数が多いだけでなくコンテンツにユーザーが関心や信頼を示していなければ、商品の購入にはつながりません。対象アカウントが手掛けている動画の「コメント」や「保存」、「シェア」など数などにも注目しましょう。
また、リーチ力やエンゲージメント率が高いクリエイターであっても、フォロワーと自社のターゲット層に乖離があれば効果はありません。たとえば、美容・コスメ系クリエイターのフォロワーは、他の商材ジャンルへの興味を持ちにくかったり、同じ美容系のクリエイターでも男女比のバランスや年齢層のバランスが自社のターゲットと異なる場合があります。起用するインフルエンサーのフォロワーとセラーが想定するペルソナが一致しているか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
また、ショート動画やライブ経由の実際の売上データをクリエイター毎に閲覧することができますが、オープンしたばかりの現時点ではデータが一部に留まるため、参考程度に活用するのがおすすめです。
TikTok Shopアフィリエイト機能に関しては下記記事で詳しく説明しているので、こちらも合わせてご活用ください。
関連記事:TikTok Shop アフィリエイト機能とは?仕組みや使い方のコツを日本出店セラー向けに解説
インフルエンサー(クリエイター)活用の注意点
商品の認知や販売数拡大に効果的なアフィリエイトですが注意点もあります。クリエイターの言動によって、動画やライブ配信での商品紹介が逆効果となってしまうというリスクを伴う点です。
クリエイターがコンテンツの拡散のみを意識して過激な言動を行い炎上してしまうと、クリエイターだけでなくアフィリエイトを依頼したセラーの信頼も失いかねません。また、たとえクリエイター側に悪意がなくても、事実誤認や認識の齟齬がある場合は、実際の商品の仕様とは異なる情報を発信してしまうこともあるでしょう。
これらのリスクを回避するためには、クリエイターの適切な選定や投稿内容の確認、投稿や配信前のディレクションが極めて重要です。弊社ではTikTok Shop運営支援事業、ライブコマーサー育成事業、インフルエンサーマーケティング事業を行っており、クリエイターの有効戦略策定やインフルエンサーのディレクションまで、集客から販売までをつなぐTikTok Shop特化型の一気通貫のご支援が可能です。詳しくはこちらからお問い合わせください。
日本国内での成功事例
TikTok Shopは日本市場でも実際に成果が出始めています。当社EnterCommerceの支援実績の一部をご紹介します。
- アパレル系企業様:初回LIVE配信でGMV50万円 → 1ヶ月で1配信100万円超
- ヘアケア小物ブランド様:クリエイター60名同時起用で1週間2,000個超、関連動画の総視聴者数320万人
- ベビー用品ブランド様:3回の配信で最大同時接続150名→800名超、GMV110万円
- ペット用品ブランド様:初回LIVE配信で同時接続1,200人
詳しい事例はTikTok Shop成功事例9選【2026年最新】で紹介しています。
クリエイター活用は、公式認定パートナーにおまかせください
インフルエンサー(クリエイター)活用で難しいのは、人選・声かけ・条件設計・継続管理までの運用です。EnterCommerceは、クリエイターエージェンシー(CAP)とアフィリエイトパートナー(TAP)の公式認定を持つ体制で、クリエイター活用の実務を丸ごと支援します。
EnterCommerceのクリエイター活用支援
- 商品に合うクリエイターの選定・キャスティング — 自社で発掘・育成するクリエイター網と、アフィリエイト提携網から、商材との相性で人選します
- 条件設計と継続運用 — 報酬・サンプル・投稿条件の設計から、投稿管理・関係維持までを運用として回します
- LIVE・動画・アフィリエイトの一体運用 — 単発PRで終わらせず、ショップ運営・広告と連動して売上につなげます
▶ TikTok Shop運営代行(クリエイター活用を含む支援内容)
▶ 無料相談する / サービス資料をダウンロード
※成果は商材・時期により異なり、特定の成果をお約束するものではありません。
まとめ
今回はTikTok Shopにおけるクリエイターの活用方法と国内の成功事例、ポイントや注意点を解説しました。
TikTokアプリ内で商品を販売できるTikTok Shopは、クリエイターが手掛けるエンタメ性の高いコンテンツによる売上規模の拡大を見込めるプラットフォームです。すでに国内でも、美容やアパレルなどさまざまな企業がアフィリエイトプログラムを活用し成果を上げています。動画やライブコマースにおけるクリエイターの活用がTikTok Shop攻略の秘訣です。
日本でも実際に成果が積み上がり始めています。本記事を読んでTikTok Shopのインフルエンサー戦略に興味を持った方は、ぜひこの流れに乗ってビジネスチャンスを拡大しましょう。
TikTok Shopを活用して自社の販路拡大に繋げましょう
TikTok Shop特化型の支援サービスについて詳しく知りたい方は、お気軽に資料をダウンロードしてください。資料では、TikTok Shopの市場動向と勝ち筋の考え方、3認定全て(TSP/CAP/TAP)を取得した当社の支援体制、支援実績のハイライトをまとめています。
「自社に合った出店戦略やフローを詳しく聞きたい」「TikTok Shop運用支援を検討したい」また「TikTok Shopで本気で結果を出したい」という方はソーシャルコマース領域のプロが伴走支援致しますので「お問い合わせ」からお気軽にご相談ください。
TikTok Shopの運用を検討中の方へ
EnterCommerceはTikTok Shop公式認定パートナー(TSP・CAP・TAP)として、立ち上げから運用までを支援しています。
▶ 運用をまるごと任せたい方: TikTok Shop運営代行
▶ 社内で回せる体制を作りたい方: ライブコマース内製化支援
▶ 演者と運営メンバーを育てたい方: ライブコマース研修
▶ 動画の本数が足りない方: ショート動画の大量制作 (ウレタネ)
よくある質問
- TikTok Shopのインフルエンサー施策の費用はいくらですか?
- アフィリエイト型であれば成果報酬のみで固定費不要です。コミッション率は5%〜20%が相場で、商品が売れた時のみ費用が発生します。
- インフルエンサーの選び方のポイントは何ですか?
- フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率、過去の販売実績、ターゲット層との親和性が重要です。TikTok Shopのアフィリエイトセンターで各指標を比較検討できます。
- マイクロインフルエンサーでも効果はありますか?
- はい、むしろマイクロインフルエンサー(1万〜10万フォロワー)の方がエンゲージメント率が高く、費用対効果が良いケースが多いです。フォロワーとの信頼関係が強いため、購買転換率が高い傾向があります。



